広陵校長「結果的に被害者サイド野球部サイド両方が納得する対応ができなかった。責任感じてる」

広陵を巡っては、今年1月に発生した寮での暴力事案のほか、大会開幕後には別の事案もSNS上に広まっていた。1回戦を突破後に辞退したことに、堀校長は「新しい事実が判明したわけではない」と強調。監督やコーチから暴力を受けたとの情報も広まるが、「確認したが、そういうことはない」と否定した。

一方、暴力事案への批判がSNSなどで過熱した背景について、堀校長は「もっと（被害生徒側と学校側の）互いが了解し合えるような対応をしなかったのか、私自身も確認できていなかったことが問題だった」とし、苦渋の表情を浮かべた。

部の指導体制については抜本的な見直しへ調査が必要だとも強調。「その間は指導から外れてもらうと、監督も了承している」と中井哲之監督が指導から外れると明かした。部員の中には暴力事案などに無関係の選手もいるが、堀校長は「苦渋の決断。生徒たちのケアを含め、これからどうしていくのかを真摯（しんし）に考えていく」と語った。

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